アイカツスターズよ、永遠なれ。

遂に終わりを迎えたあのアニメ、それは少しばかりの寂しさを含んだものでもありました。

所謂うわべだけの作品とも言えるその代物に、二年間私の感情は確かに色々な方向へと揺れ動かされました。

初めて視聴した2016年の4月には期待があり、勿論の事楽しく視聴しておりました。しかし、あの劇場版以降の21話や22話や29話と言った魔の狂気を浴びたことにより、理性は崩壊。覚醒周りの設定の余りのガバガバさに落胆したり、諸星学園長の性格激変だったりと…多くの事はもう語りませんが悩ましい問題は常に付きまとったシーズン1でありました。

然しながらこの一期があったからこそ得ることのできた経験は確かに一つの事実として残っています。

この問題点の目立つ作品であったからこそ、視聴者側の感想として「どうしてそうなるんだ?」「何でこんな展開なんだ?」と問題提起を投げつけられた気分となり、様々な個々の意見を吐き出す場を与えてくれました。

ある意味では、自分の感想を高めると言ったプラスの面においては良い影響頂いたのかなぁと。それまでは、面白くない作品に出会ってもここまでこき下ろしたり罵詈雑言を吐くなんて事はありませんでしたし、ここまで執着してどーのーこーのとしつこくSNS論議をしたりする事はありませんでしたしね。

否定するという事が作品と真摯に向き合う事だと分かる作品であったのは紛れも無く真実だったでしょう。

まあそんなこんな有りつつも、放送開始時点ではこんな事になるとは思っていなかったなぁと感じながらシーズン1は閉幕を迎えました。

 

2017年四月にはシーズン2「星のツバサ」が始まり、あのガバガバだったシーズン1から続編を出す事には衝撃を受け、2年間分の枠を元々契約してたのでしょうがなく放送してるのではと勘繰ってしまう程でした。

このシーズン2では以前の様に設定のバラつきは減った様に感じましたが、肝心のキャラクター達の物語の魅せ方が非常に微妙でかなりの面々が持ち味を殺されたかなぁと受け取る事が多く、また論議のタネになってしまったのは言わずもがな。

 

良い部分も確かにあったが、その良い設定を活かしきれずに終わってしまった様に今でも感じており、ああだったらこうだったらと放送終了後も未だに語ってる人がチラホラと居る現状であります。

色んな方面に模索を続けてしまったのが大敗因だと思いますし、DCDなど内部感での連携が取れていなかったであろう事が佐藤照雄監督のツイートやコメンタリーでも察せてしまう節、CGのサムライピクチャーがメインから抜けてしまった事などなど。

言ってしまえば仕方ありませんが色んな側面からの問題があったのだろうとは思います。

 

特に一期の頃の消えてしまった初期設定(代表例:S4は夏に決まるなど)やその時だけの設定を多く放置させてしまったのも、二期の足を引っ張る要因になったかと思います。

※一期初期では構成の柿原優子氏が劇場版の仕事でTVアニメに関われなく脚本家4人で話を回していたと同作品内の脚本家の山口宏氏が語っているので憶測ですが初期設定のバラつきはこれが原因かと

 

エルザのお話の雑な帰結や虹野の異常なまでの主人公アゲやローラの扱いにキレまくる人が続出しつつも、ラスト100話はそれなりに良い最終回らしい最終回でありました。(終わり良ければ全て良しと言うわけでもありませんが)

 

そして「アイカツフレンズ」の放送が間近になり、遂にか…と言った声が期待の声が漏れ出し始めました。

しかしスタッフ陣が公開時に、構成の柿原氏が続投だと判明したのには少しどよめきがありました。柿原氏の脚本は面白いが構成は微妙だったのでアイカツシリーズに於ける氏の構成力の真価をハッキリと見定める事が最後まで出来なかった為です。

そして監督の五十嵐達也氏もまた前々作のアイカツからの演出スタッフであり、佐藤氏と同じパターンという訳で。(違いと言えば五十嵐氏は監督経験有り)

この既視感には少しばかりの不安もありますが本編放送までなんとも言えない所でしょう。

 

アイカツスターズ」とは前作からスタッフの一人として活躍していた佐藤氏の初監督作であり、氏はシリーズを背負うというプレッシャーや多くの不安と放送中戦っていたのでしょう。

個人的には演出家としての魅せ方が非常に良い方だとハッキリ断言出来るのでこれからも頑張って欲しいと思います。

 

自分にとって色んな意味合いを含めて忘れる事の出来ない作品であり、多分ファンであった人もアンチであった人にも、様々な感情を萌芽させてしまった問題作であった事でしょう。

何だかんだでこの2年間制作に携わった人達には本当にお疲れ様でしたとしか言いようがありません。

次作こそ人気を挽回し、個性ある一本筋の通った作品になってくれるよう期待して本文を締めたいと思います。では、またフレンズで。

R.I.P.-虹野ゆめ-